豪玉万里紀行も「T」として旗揚げしてから10年(2005年現在)が過ぎ、ホームページでも作ろうかということになりました。
今まではとにかく公演のたびごとに適当なものを作ってそのままにしておくという、捨て看(注1)の後かたづけをしないような状態(注2)でした 。いかにネットの世界が無法地帯であるといっても、あまり美しくないので、「作ろう」と思ったのが、95年のことでした。あれから10年(注3)、ようやく完成した、のか?
仕事でホームページ作成の指導をすることになったので、これ幸いと見本の様なつもりで作りました。特に(全く)こったつくりではありませんし、特典もありませんが、豪玉を愛してくださる方々にとって役に立つホームページにしていきたいと思っています。
なんだかんかだいって今回の公演もなんとか終わりました。例によってイカロスの森(注4)での公演で したが、イカロスの限界に挑戦するような、といってもウマで3間ほどあげた舞台をつくっただけですが、ふだんろくに大道具をつくらない我々としては結構えらいことでした。昔はああいうのもよくやっていたのに、やっぱり久しぶりにやるとうまくいかないものですね。。
なおこのホームページは検索に発見されないので、本当に豪玉を溺愛してくださる方にのみ、大して役に立たないページとなっております。見てくださっている方には本当に感謝します。
注1:捨て看=多分使い捨て看板の略。公演の度毎に劇場の周りの電信柱などに針金で結わえ付ける、公演案内のための看板。ほとんどの場合、チラシを段ボールの切れ端に貼り付けて利用する。豪玉では「めんどっちい」のでチラシをつくらないことがたびたびあり、そのため捨て看用に、案内をつくることがある。その度に「最後にこんな手間をかけるなら、チラシぐらいつくっておけばよかった」と思うが、喉元過ぎれば「そっこうで」熱さを忘れる私達には「馬耳東風」「馬の耳に念仏」である。</font></p>
注2:後かたづけをしないような状態=時々やぶれた捨て看が電信柱を舞っているのを見ることがある。ほとんどの場合それは不動産の「オープンハウス」の案内であったり、プロレスの興行であったりするのだが、明らかなマナー違反である。公演が終われば捨て看を回収することは最低限のルールである。捨て看をそのままにしておくような、不動産屋は信用してはいけないし、劇団は見に行ってはいけない。
注3: それからさらに3年の月日が流れ去り、ホームページ作成の技術は全く進歩していないわけで。
注4:イカロスの森=豪玉万里紀行2の定宿。あんまり快適なので、ほとんど判断停止状態で毎回公演場所として貸していただいています。 大きさといい、使い勝手といい、空気感といい、素晴らしい場所です。その代わりといっては何ですが、入口前の急な階段のせいで、わざわざ見に来てくれた方々をへとへとにしてしまいます。最大の問題はせっかく来ていただいても入りきれないことがあることです。とにかく公演数を増やすことで対応したいと思っています。どうかお許しください。