第5号
□■□ 「豪玉万里紀行」紀行 □■□
旅を旅し、紀行を紀行に綴ってお届けします。
旅を続けていれば、時にはトラブルに見舞われることもあります。道具に頼っていては、道具に裏切られます。別に発行が遅れた言い訳をしているわけではありません。
今年も無事公演を終えられた事を感謝しつつ、第5号をお送りします。
----【 目次 】---------------------
公演直後報告
・旅の仲間たちのつぶやき
・皆様からの感想
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▽△ 旅の仲間たちのつぶやき ▽△
「亡き王女へのパヴァーヌ」出演者の感想。
◎姜 由美
疲れた!疲れました!
出番少ないのになぜこんなに私は疲れたんでしょう。初めての豪玉出演、なんとか無事終わりました。初日の魔の三分間(もっとかな?)、箱馬ドリブル…当分トラウマとして残るでしょう。そして何よりも、ジュリー!本番前のアップで役者達が沢田研二の歌を熱唱する姿は一生忘れません。そして既にもう見たい私って…??
◎安隨 京子
公演が終わって、とてもほっとしました。
終わってから口内炎ができていることに気付きました。口内炎は胃が荒れているからともいうそうですね。自分ではあまり感じていませんでしたが、やはりそれほどのものだったのでしょうか…。
◎中瀬 良一
体の変化は毎日なんとなく気になるけど、体の気持ちはなかなか気が付かない。心も気持ちはわかるのに変化には自分自身では気が付けない。
そんな、なんとなく少しずつ変化のある、でも気付ける芝居をしたいものです。
◎中村 一平
宮本追い込みきれなかった自分を酒で責めてます。これはただしい酒の飲みかたやと思うんですけどあきませんかね?
◎二代目 豪玉万里
技術的にも精神的にも未熟さを露呈してしまいました。圧倒的な存在感を手に入れるまで再び修行の旅に出ます。多分5年ぐらい。
そして、武谷嘉之からも一言。
ろくに練習にもいっていないのに、とにかく疲れまくった公演でした。見てくださった方は普段の豪玉とはまた違った印象を持たれたのではないでしょうか。実際のところ豪玉に通底するテーマは山本慎也が決定しているようなものなので、今回の公演こそが最も豪玉的だったともいえるのです。
△▽△ 皆様からの感想 ▽△▽
1960年代後半〜1970年代前半神戸圏生まれの男子にはウケすぎのディティールがちりばめられていました。中瀬さん、中村さん、小学校高学年から(外見的に)あんまり変わってないのと違いますか?
小・中学校時代の成長がとてもリアルに演じられていて良かったです。話そのものはさみしかったけど…。
あと、名前が出てこなかったけど殺された女性、上品だけど最後悲しそうでステキでした。キャスターさんもお化粧変わってないと思うのに、よっぱらい状態とまじめなキャスターの時と全然違ってたのが不思議でした。
淡々と流れる川のように、静かな舞台でした。幼なじみの二人タムラ・ミヤモトのやりとりは、作り手と役者との呼吸が感じられました。舞台上のリアルとは多分こういう瞬間なんだろうと思いながら見ていました。
女性たちヒロコとカワウチは、男の子たちと対称的で「空」な存在であったのが印象的でした。
▽△▽△▽ 編集後記 ▽△▽△▽
公演から3週間も経ってしまいましたが、なんとか発行に至りました。誰か待っててくれる人がいるのだろうか?と思いつつ、感想やご意見などお待ちしております。
前号でもお知らせしましたが、豪玉万里紀行のホームページが開設されております。http://homepage2.nifty.com/gotama2/
お暇なら覗いてみてください。
江間 敦子