「豪玉万里紀行」紀行 第19号
□■□ 「豪玉万里紀行」紀行 □■□
旅を旅し、紀行を紀行に綴ってお届けします。
前回公演から、はや8ヶ月。
万里の宿が完成し、活動のペースが上がるのか?と思いきや、豪玉らしい感じで今年も動き出しました。
寒さも緩み、コートをいつクリーニングに出すのか悩みつつ、第19号をお送りします。
----【 目次 】--------------
・旅の予定
・旅の思い出
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△▽△ 旅の予定 ▽△▽
次回公演が決定しました。
豪玉万里紀行U第9回公演
「星の時間」
作 別役実
演出 武谷嘉之
出演 大西勝利
小倉育子
日程
5月 26日(土)
5月 27日(日)
※公開リハーサルを25日に予定
会場
万里の宿
(山陽電鉄 滝の茶屋駅 徒歩3分)
今回は、ここ数年の不動のレギュラー衣川 佳子と、隠れた旗揚げメンバー田中孝命は裏方に回って、前回公演に続いての出演となる大西勝利と、豪玉期待の新人小倉育子の2人でがんばります。
△▽△ 旅の思い出 ▽△▽
豪玉万里紀行T・Uの過去の公演について、思いつくまま語ってみたいと思います。
今回は豪玉万里紀行U第3回公演「ももからうまれたももたろう」(2005年3月4日・5日・6日イカロスの森)を振り返ってみましょう。
“思い出”のコーナーなのであまり最近の作品を取り上げても、と思っていたら、あれから7年も経っていました。
私にとっては、30代になってやっと別役作品の面白さに気付いた公演です。
主人公は、仕事によって自らの存在に意味を見出そうとしています。
けれど、その仕事が客観的には無意味だという滑稽さと悲しさ。
芝居のラストシーン、豪玉亮こと中瀬良一がタイトルでもある<ももたろう>という台詞を誤魔化しようも無く噛んでしまった瞬間、努力が報われずに終わった主人公の悲哀がリアルに伝わりました。
大袈裟ではなく、舞台の上には人生そのものが乗っています。
ちなみに、この公演の直後からこのメルマガを始めております。7年で19号…。
がんばります。
△▽△▽ 編集後記 ▽△▽△
今回の稽古は、万里の宿が中心です。
演出・武谷の自宅でもあるわけですが、たまにスウェットのズボンを履いているのが気になります。
稽古場の緊張感は大丈夫でしょうか?
随時レポートしたいと思います。
豪玉万里紀行のホームページ。http://homepage2.nifty.com/gotama2/
お暇なら覗いてみてください。
江間 敦子