「豪玉万里紀行」紀行 第21号
□■□ 「豪玉万里紀行」紀行 □■□
旅を旅し、紀行を紀行に綴ってお届けします。
この年末のあわただしい時に、豪玉が動き出しました。
きり良く年明けからではダメなのか?ダメなんです。
今年1年の楽しかった事と悲しかった事を秤にかけつつ、第21号をお送りします。
----【 目次 】--------------
・旅の予定
・旅の思い出
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△▽△ 旅の予定 ▽△▽
次回公演が決定しました。
豪玉万里紀行U第10回公演
「やってきたゴドー」
作 別役実
演出 武谷嘉之
日程
2013年3月 8日(金)
3月 9日(土)
3月 10日(日)
会場
万里の宿
(山陽電鉄 滝の茶屋駅 徒歩3分)
今回は、一昨年の柿落とし公演に次ぐ出演者10人の大所帯です。
またもや舞台と客席はギュウギュウなのでしょうか?
心配は尽きませんが、稽古あるのみ。
△▽△ 旅の思い出 ▽△▽
豪玉万里紀行T・Uの過去の公演について、思いつくまま語ってみたいと思います。
今回は豪玉万里紀行U第2回公演「山椒魚」(2004年3月12日・13日・14日イカロスの森)を振り返ってみましょう。
言わずと知れた井伏鱒二の名作短編の舞台化(だいぶ脚色?されてますが)でした。
出演は中瀬良一と中村一平という、豪玉っぽさがとても濃い二人。
体が大きくなりすぎて、棲家の岩屋から出られなくなった山椒魚のユーモラスでありながら悲哀に満ちたお話です。
舞台では、中瀬演じる山椒魚が孤独を紛らわすために一人遊びに興じるのですが、 その寂しさ(寒さ?)が印象的でした。
当時は30代でパワフルに演じてましたが、もし将来50代くらいで同じ役を演じたら…。
想像しただけで泣いてしまいそうですが、観てみたい気もします。
状況が一緒でも、ちょっとした“気付き”で孤独ではなくなるのに、人間って厄介です。
ちなみに、この公演ではチラシが一番誉められました。
豪玉らしからぬ綺麗さでしたので。
△▽△▽ 編集後記 ▽△▽△
次回公演は、寒さも緩む3月初句の予定です。
という事は、寒い時期の稽古、寒い時期の大道具…。
精神力と貼るカイロでがんばります。
豪玉万里紀行のホームページ。http://homepage2.nifty.com/gotama2/
お暇なら覗いてみてください。
江間 敦子