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「豪玉万里紀行」紀行 第27号


□■□ 「豪玉万里紀行」紀行 □■□
旅を旅し、紀行を紀行に綴ってお届けします。
公演が終わって、はや5日。気が付けば夏休みが始まり、社会人なのに何故かちょっと浮ついています。
羽化したばかりの蝉のような軽やかさで、メルマガ第27号をお送りします。

----【 目次 】-------------
・旅のご報告
・演出・武谷より
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△▽△ 旅のご報告 ▽△▽
稽古期間は梅雨真っ只中、やっと明けたと思ったら、公演直前に台風がやって来ました。
大雨のゲネプロも含め、遅ればせながら改めまして、ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
交通機関の乱れあり、国道2号線沿いの工事ありと、いつもより万里の宿が遠かったのではないでしょうか?
最終日のぎゅーぎゅーの客席を見て、有り難いやら申し訳ないやら、複雑です。これに懲りず、今後とも豪玉を宜しくお願いします。

△▽△ 演出・武谷より ▽△▽
何とか公演を終えることができました。ゲネの出来を見て頭を抱えましたが、本番は何とか形になったかなぁと思っています。感想など色々お寄せいただければうれしいです。
今回の作品は内容としては連帯を失った人間が一人で立ち続けるという宣言であると同時に、一人で立ち続けているからこそ、情感を紐帯とした緩やかなつながりを保ち続けていけるのではないかというほのかな希望を感じさせてくれるものであったと思っています。
もちろんお芝居としては人が人に向かって演じていますので、まったく別の感情を引き起こし、まったく別の理解をされることがあります。それでいいのだと思います。
私自身が思ってもいない感想を頂いて、私自身が思っていたことに気づかされることもよくあります。きっと私が頭で考えて表現している部分なんてお芝居のほんの僅かな部分なのでしょう。
役者陣としては豪玉最終兵器山本慎也の8年ぶりの投入は、演技とは何かという哲学的な問を提示できたと思います。ゴドー三部作を通じて難解なせりふを肉体化した二ノ宮修生、郷愁溢れるダンスを見せた乙羽野庵、淡く怪優ぶりを発揮した大西勝利、そして引きこもり集団豪玉に加わってくれた多田康哉、如何でしたでしょうか。またみたいと思っていただければ何よりです。

△▽△▽ 編集後記 ▽△▽△
好きでやってる芝居なのに、終わるとホッとするってなぜでしょう?
豪玉万里紀行のホームページ。
http://homepage2.nifty.com/gotama2/
お暇なら覗いてみてください。
         江間 敦子