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「豪玉万里紀行」紀行 第15号


□■□ 「豪玉万里紀行」紀行 □■□旅を旅し、紀行を紀行に綴ってお届けします。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。「次は柿落とし公演」と聞かされてから、はや1年。仲間内でさえ「どうなってんの?進んでるの?」と思ってたら、やっと豪玉が動き出しました。寒さは厳しいですが、梅の蕾もふくらんで第15号をお送りします。

----【 目次 】--------------
・旅の予定・
・万里の宿
・旅の思い出
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△▽△ 旅の予定 ▽△▽
次回公演の詳細が決定しました。
豪玉万里紀行U第8回公演
「ジョバンニの父への旅」(作 別役実)
日程6月 17日(金)
  6月 18日(土)
  6月 19日(日)
会場「万里の宿」(山陽電鉄 滝の茶屋駅 徒歩3分)
豪玉万里紀行Tの旗揚げ公演での上演作品の再演です。
登場人物11人。豪玉史上最大のスケールでお送りします。

△▽△ 万里の宿 ▽△▽
前回のメルマガでもお知らせしましたが、主宰の武谷が建設中の劇場兼自宅、それが「万里の宿」です。今回の公演は、芝居はもちろん、劇場も見てほしい!ホームページにて、工事の過程を公開しておりますので、お暇なら覗いてみてください。
http://homepage2.nifty.com/gotama2/

△▽△ 旅の思い出 ▽△▽
豪玉万里紀行T・Uの過去の公演について、思いつくまま語ってみたいと思います。今回は豪玉万里紀行T第5回公演「寝られます」(1998年8月21日・22日・23日高砂市米田町・万里の宿)を振り返ってみましょう。「万里の宿」?高砂?違うんです。次回公演の会場とは関係ありません。念のため。
豪玉というと、いつも別役作品をやってるような印象ですが、私自身その面白さに気付いたのは30才を過ぎてからです。正直、この作品についても、よく分かってませんでした。劇中、自分が何者かを忘れてしまっている男が故郷に帰り、覚悟と役割を求められ、あるべき姿を強要されます。そういった意味で、次回作品「ジョバンニの父への旅」のテーマとも通底しています。
20代半ばの私にとって覚悟とか役割といったものは、もっと軽やかにすり抜けられるモノのでした。その不安や強迫感を「男の人」のものとして、自分と重ねる事が出来なかったように思います。
今なら、どんな感想を持つんでしょう?
しかし!
当時の私にとっては、8月後半の暑さと、駅から15分ほどの道のりと、さみしげなフリーマーケットが印象的だったのです。さらに忘れられないのが、場当たりの時演出・武谷が声を荒げた事です。内容は忘れましたが、「この人、怒鳴ることあるんだ」とびっくりしたのは鮮明に覚えています。それっきり、現在に至るまで怒鳴ってるところを見たことはありませんが。

△▽△▽ 編集後記 ▽△▽△
取り急ぎ、次回公演についてお知らせしました。先日、出演者の顔合わせをしましたが、年齢の幅がかなり広いです。続けるって、大事です。楽しい稽古場になりそうですので、随時レポートいたします。
         江間 敦子